技法について

 (1)友禅染めについて

 友禅染めは宮崎友禅斎によって始められたと言われています。友禅斎というのは、当時、京都の祇園に住んでいた扇面画家・宮崎友禅斎のことといわれており、その友禅斎が、それまでに確立されていた各種の模様染技法を応用して、糸目技法と言われる繊細な染色技術を使い、自由な文様表現と豊かな色彩を使って新しい模様染めを構築し、それが友禅染めの始まりだといわれています。友禅染めはいつごろ始まったかを証明する文献はあまり多く残っていません。ただ1680年ごろに書かれた井原西鶴『好色一代男』の中に“祐禅″という名が出ています。また1686年に出版された『源氏ひいながた』には一珍染め、茶屋染め、江戸染めなどの模様染めとともに友禅染めの名が載っていて、“友禅斎″の名前も明記されています。その後『友禅ひいながた』という見本帖も発刊されて、元禄時代には大いに流行したようです。美しい扇面画に似た華麗な友禅染めは、当時の紋、刺繍、摺箔といった重厚感のある模様染とは大きく異なり、多色で自由な模様が描けて、水に浸けても色落ちせず、どんな絹に描いても柔軟であるという優れた特色をもつ染色技法と、優美な模様とが相まって、友禅染めは今日まで脈々と伝えられ発展してきました。

 
 宮崎友禅斎(知恩院友禅苑)

 (3)臈纈染めについて

 (4)裂き織について

 (5)草木染めについて

 植物や野菜の皮の他、昆虫から得られるコチニールのようなものも含む
天然染料を使った染色のことです。

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